あらゆることから学ぶ

職場や学校に限らず、勉強とは関係ない様な事からも、学んでいくブログです

仏教思想のゼロポイントから学ぶ

こちらのブログは、1年以上更新して無かったんですね(苦笑)
まぁ、それはともかく、以下の本を読みましたので、ちょっと記事として書いてみます。

仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か
http://www.amazon.co.jp/dp/4103391715

そういえば、仏教について記事書くのは多分始めてなので、まずはそこについて。
仏教(というか、他の宗教もそうだと思うんですけど)って、
単純に「生活を良くする為の知恵を得る為の道具」だと思うんですね。
煩悩とか因縁生起とか色々ありますけど、
それらを知り、実生活の中で上手く活用して生きていくってのがポイントだろうと。
厳密には色々あるのかもしれないですけど、少なくとも僕はそう解釈してますね。
だから、宗教というものに対して抵抗がある人も多いと思うんですけど、
上手くつまみ食い(っていうと言葉悪いかもしれないですけど)して、人生に役立てれば良いんじゃないかと。
上記の本の中には、「世間の流れに逆らう」という様なものもあり、
まぁ、それはそれで大事(個人的に取り組んでいるものにも、結果的にそうなっているのも多いですし)だとは思いますけど、
ただ、まぁそれだけではなくて、「ちょっとした生活改善にも使える」と思いますから。
なので、以下の話については、「実用的に役立てる」といった意味合いが強く、
本の文脈については、あえて無視している所もあると思いますので、そこは注意かなと。

仏教についてはここまでで、それでは本題。
で、まず最初に書いておきたいのが、
上記の本、かなり内容が「難しい」んですよね。
なので、先に以下の本(や、その本の中に書かれている参考文献)を先に読んだ方が良さそうです。

蝉丸Pのつれづれ仏教講座
http://www.amazon.co.jp/dp/4047280941

ただ、個人的には上記を読んでも尚難しいなぁと感じる所も多かったので、
こちら http://kitoku-magic.hatenablog.com/entry/20140425/1398416088 にも書いた
「これは言えるんじゃないの?」といった部分「のみ」抜粋して書いていきたいと思います。

1.労働の否定

現代的にいうと、「仕事ダメ」って話だと思うんですけど、
さすがに、あまり現実的じゃないかなと。
大体、働いてお金得ないと、この本も買えませんしねw
ただ、「何の為に仕事するのか?」という部分を考えてみるというのは大切かと。
「ビジネスの成功の為」

「じゃあ、ビジネスを成功させてどうしたい?」

「お金?名声?何が欲しい?どうして欲しい?」

「その欲しいものを得て、その上でどうしたい?」
という様なお話。
教育だったら、全然違うでしょうけどね。
個人的には、「検証したい事が一杯あり、その検証をする為にお金が必要なので、仕事をする」って結論に達したんですけど、
別に、仕事をするなとまではいかなくても、その辺について考えてみるというのは大切じゃないかなと。
あと、別の観点からですと、最近「可処分時間が無い」という話を聞き、「まぁ、そうだなぁ」とは思うんですけど、
でも、時間って「作るしかない」と思うんですよね。
デジタルデトックスしてみるなり、ネットやるなら一気に読み書きして隙間時間作るなり、
会社員なら「有給(週末だけで足りないなら)」を取るなり、
フリーなら一時的に休むなりして、
「普段、中々取り組めなかった物事に取り組んでみたり、考えてみる時間を作る」という。
目の前の仕事に忙殺されたりすると、こういう時間ってどうしても作れないんですよね。
なんで、そんな事考えてみる必要があるの?って事については、
勿論、「これから先の自分の人生(立場によっては、他人の人生も含む)を良くする為」でしょう。

2.生殖の否定

否定されなくても得られない(風俗だと、「好きな」女性相手じゃないですからね)人間がココにいますけどw まぁ、おいといて。
・・・で、これはどうなんでしょうね。
長い目で見たら人類滅亡するじゃん?(後述しますが、それはそれで良いのかもしれないですけど)ってなりますから、
ココでは一旦否定はしないことにしておきましょうか。
で、ココについては、ロクに経験が無いので語れないですけど、
個人的には、異性についても子供についても、
どうしても欲しいとかそういった「渇愛」的な状態は無いなぁと。
いや、だって邪魔になる時だってあると思いますから。
「あの、クソ夫(妻)が!」とか。
で、こういうのって、依存度合いが高い方が起き易いと思うんですよね。
依存してなきゃ、そもそもイラつかないと思いますから。
なので、依存度を下げる手段の一つとして、通い婚 http://matome.naver.jp/odai/2138044314371131801 というのは一つ面白いんじゃないかなと。
・・・これを許容出来る女性が、どのくらいいるかは分からないですけどね。

3.気付きの実践

涅槃の境地に達するにはこれが出来ないとダメといった事が書かれていますけど、
まぁ、涅槃を目指さなくても大切じゃないかなと。
で、「気付き」が、「何」に気付くのかについては、「現状の心の動き」だと思いますけど。
とある対象物(物でも人でも)について「イラっとする」といった「感情」を、まずは「認識」し、
で、認識した後に「どうして、イラっとしちゃったんだろう?イラっとしない方法は無いのか?」とか考えてみるのは、
多分、生きていくのにおいて有益なんじゃないかなと思いますから。

4.意味と無意味、遊戯三昧

まず、無意味について、
「無意味って言うからには、逆に意味のある事があるんですよね?」的な事が書かれていましたけど、
じゃあ、我々人類にとって、果たして意味のある事は何なのか?と、かなりメタ的に考えてみると、
・・・なんかあります?
地球に人類が誕生して、別に存続しなきゃいけないとか誰も言ってないと思いますし、
「社会の発展の為」とかも、人類のエゴっちゃエゴだと思いますし。
だから、意味・無意味って分類して考える事自体、どうかなとは確かに思いますね。
それと、遊戯三昧(端的には遊ぶって意味)というのを考えると、
「無意味な遊び(遊びだからといって適当にやるって意味ではないです)」っていうのについて、
否定的な見解を示すのもどうかなと思いますし。
ただ、じゃあ好き勝手やって良いんだと良いのかというと、そうではなくて、
仏教には「十悪」というのもあり、前提としてこれらについては行わない事というのは、当然あるようですけど。
基本的な倫理の話ですね。
・・・まぁ、無意味云々は中々難しい所でしょうけどね。

というわけで、本の中から幾つかピックアップしてみました。
何となく興味持った人は、読んでみると良いと思います。
・・・大枠としては、心理学と同じカテゴリ(自分を見つめ気分を落ち着けるという観点から)だとは思うんですけどね。