あらゆることから学ぶ

職場や学校に限らず、勉強とは関係ない様な事からも、学んでいくブログです

ユング心理学から学ぶ_その1

フィクションが続いていたので、今回はそうじゃないのを。
といっても、フィクションじゃないけど、オカルト色は若干ある分野ですけど。

で、今回の主題はこの「オカルト」という分野についてです。
というのもですよ、今回は「手にとるようにユング心理学がわかる本」 http://www.amazon.co.jp/dp/4761264853 の内容を参考にもしている(この本、書き方が平易で大変理解しやすかったです)んですけど、
その中に、「ユング心理学は、そもそもとしてオカルト色がある」的な内容が書かれておりまして。
まぁ、個人的には大変にビックリしたんですけど、
でも、言われてみれば「まぁ、確かにそうかも」とも思いまして。

心理学といっても、ココ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6 の分類にもある様に、色々あるわけですけど、
ユング心理学が属する「深層心理学」のカテゴリについては、
まぁ、「深層」ということもありまして、「大変に認識が難しく」、
「オカルトなんじゃない?」と感じる様な部分が、やっぱりちょくちょく出てくるという感じですね。
「全部」ってわけでもないと感じてますけど。
例えば、タイプ論 http://www12.ocn.ne.jp/~yukine/chara/type2.html なんかは、特にオカルト色は感じないと思う方が多いんじゃないかと思うんですけど、
でも、元型 http://www.geocities.jp/izumikawauso/archetype/ だと、
若干オカルトチックに感じられるんじゃないかなぁと思いますし、
共時性 http://j-phyco.com/category1/entry9.html までいくと、
更にオカルトチックなんじゃないかなぁという感じがします。
・・・あんま変わらんかな、元型と共時性は。

で、そうなると「オカルトというものについてどう思っているか次第で、この分野に対する態度が変わってくる」と思うんですよね。
オカルトに対して否定的だったら、当然「信じない」となると思いますし。
個人的には、オカルトがどうかというより、不可知論者 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8F%AF%E7%9F%A5%E8%AB%96 なもんで、
「自分に認識出来ないモノがあっても、当然と考える」んですよ。実際そうですし。
ですから、以前にリアルで、霊感があるという人がいまして、そっちにいったら幽霊が出るから危ないみたいな事を言ってても、
「俺には見えないけど、そうなのかな」と思って、結局そっちには行かなかったですね。
また、霊の存在については、
個人的には、霊感も全く無いと思うし、幽霊も見たことがないんですけど、
上述の通り、「自分が認識出来ていないだけかも」というのが根っ子にあるので、
「霊がいるかもしれないし、いないかもしれない」という態度なんですよ。
ですから、オカルトについても同じ態度でして、
「UFOとか神様とかも、見たことはないけど、いるかもしれないし、いないかもしれない」という。
要は「分からん」。
ですから、「貴方はオカルトを信じますか?信じませんか?」なんていう質問は、大変に的外れだと感じてまして、
「信じるというほど信仰していないし、信じないというほど否定的でもない」としか言いようがないんですよ。
っていうのが多分、オカルトについての最大のポイントだと思います。

じゃあ次に、例によってメリットとデメリットについて。

メリットは、単純に「心が落ち着く」という部分。
やっぱり、精神分析な一面があるかと思いますので。

デメリットは、これはユング心理学というより、オカルトについてですけど、
既に決着が着いている命題にも関わらず、「不可知論って言葉だってあるし、やってみなきゃ分からないじゃないか」という様な主張。
例えば、初歩的なセキュリティホールを作りこまないでくれというシステムを求められたのに、
XSSとかSQLインジェクションを起こせるプログラムを書いたら、そりゃあ起きてしまいますし、
起こさない方法があるにも関わらず、それをやっていないのは、単純に勉強していないわけで、
そんなレベルの話で、不可知論とかオカルトとか持ち出されても、依頼元やユーザーに対して実害を与えるだけかと。
イノベーション「もどき」なんかも同じですね。

じゃあ最後に、ユング心理学と、どう向き合っていけば良いのかという点について。
先述の通り、オカルト色が強い部分とそうでない部分があると思うので、
まずは、オカルト色が弱い(もしくは無い)部分から学んでいくしかない様な。
また、オカルト色が強い部分については、ユングは幽霊を見たと言っていたらしいんですけど、
でも、個人的にはさっぱり分からないわけで、この時点で「個人差」が出てしまってます。
ですから、「個人の人生経験の差異によって、メリットを感じる度合いに大きな差が発生しやすい」分野かもしれません。
ただ、それでも、コンプレックスとか、使える部分もそれなりにはあるのでは?という感じですね。