あらゆることから学ぶ

職場や学校に限らず、勉強とは関係ない様な事からも、学んでいくブログです

真・女神転生Ⅰから学ぶ_その1

さて、今回はタイトルのゲーム(以下、真Ⅰ)を題材にして、
そして、その中から属性 http://xn--ehqs60c2gs6ptzjh.jp/shin_megaten1/mcd_devil021.html というものについて分析し、
そして、「それぞれの人間の特徴」について考えて、
その2の内容に繋げていきたいと思います。
一応、自分の別のブログですけど、望ましい社会の「カタチ」を考える http://kitoku1.blog129.fc2.com/blog-entry-209.html を、
もう少し細かく分析した感じでしょうかね。

まずは、一つ注意点を。
いわゆる「思想」の話が沢山出てきますけど、
現実の「現代思想」は、こんなに単純じゃなく、もっと複雑です。
フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる現代思想 http://www.amazon.co.jp/dp/4534049684 を読んで思いました。
ただ、「入門の叩き台」として以下の話は良いと思うので、
その点に注意が必要だと思います。

じゃあ、本題です。
まず最初に、
「これはゲーム(フィクション)の話であって、現実(ノンフィクション)には適用出来ない」と思われた方は、
こちら http://d.hatena.ne.jp/kitoku_magic/20131117/1384686240 を読んでいただければと思います。
で、不明点などは、ツッコんで貰えれば。

次に、まずは思想軸(横軸)から。
ココ http://illithidnyorori.seesaa.net/article/128997176.html も参考になると思います。

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A.ロウ(秩序)

特徴は、以下の様な感じです。

1.法律やルールを重視する
2.全体主義ユートピア的な思想を持つ

B.ニュートラル(中立)

中道とか中庸とかとも言われますね。
特徴は以下の通りですけど、やっぱり「分かりにくい」ですね。
あ、この後に出てくるニュートラル全てに言えることですが、
基本的に「どっちつかず」なので、キャラが立っておらず、
よって認識しづらいです。

1.ロウとカオスのそれぞれの特徴について、特に肯定も否定もしていない。もしくは、特徴を認識出来ていない
2.特定の思想に依存していない。もしくは、思想の内容について、認識出来ていない

あとで詳しく書きますけど、「認識出来ていない」というのが一つポイントです。

C.カオス(混沌)

カオスとなっていますけど、
このゲームでは、いわゆる「カオス理論」のカオスとは違う意味合いで使っていると思われます。
特にこちら http://shindds.main.jp/dds/sidec/talk/talk18.htm を読んで思いました。

特徴は、以下の様な感じ。

1.自由を重視する
2.個人主義ディストピア的な思想を持つ

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じゃあ、ここからは行動軸(縦軸)について。
こっちは、ココ http://www16.ocn.ne.jp/~somebody/rule/zokusei.htm のページ下部の内容が良さげです。

ちなみに、縦軸の分類基準として、
「善と悪」や「献身的と刹那的」や「前向きと後ろ向き」とか色々とありましたけど、
今回は「利他的と利己的」で分類してみたいと思います。
他にもあると思いますけどね。

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D.ライト(利他的)

1.他人の為に尽くそうとする
2.前向きで活動的

E.ニュートラル(中立)

1.利己的であり、利他的でもある。もしくは、何が利他的で利己的かが認識出来ない為、本能のままに動く

F.ダーク(利己的)

1.自分の為に尽くそうとする
2.後ろ向きで消極的

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じゃあ、ここからは、混ぜ合わせてみましょう。

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A-D.ロウ-ライト

全体の秩序を維持する為に、利他的に動く。

メリット:利他的に動く事で、救われる人が出てくる。
また、全体の秩序も維持され、争いが収まる。

デメリット:利他的な部分を「ありがた迷惑」に感じて、逆に不幸になる人が出てくる。
また、個人ではなく全体の秩序の維持を優先する為、犠牲になる個人が出てくる。

A-E.ロウ-ニュートラ

全体の秩序を重視してはいるが、特に行動に対しての信念はない。
もしくは、利他的に動く事が必ずしも良い事だとは思っていないとか、
そもそも、利己的と利他的の区別が付いていない。

メリット:全体の秩序を重視しつつも、行動に対して大きく利他的でもない為、不幸が起きにくい。

デメリット:全体の秩序を維持する為に、利他的に振る舞った方が良いと思われる時に、
行動が遅くなりやすい。結果、全体の秩序が失われる。

A-F.ロウ-ダーク

全体の秩序を維持する為に用意した制度(法)などを、
利己的な目的の達成に利用したりする。

メリット:利己的な目的が達成され、自分や同じ趣味などの人間の満足感が満たされる。

デメリット:自分とは違う趣味などの人間が、不幸になる。

B-D.ニュートラル-ライト

全体の秩序と自由を保障する為に、利他的に動く。

メリット:秩序と自由の両方を保障する為に利他的に動くので、
ロウからもカオスからも文句が出にくい。

デメリット:秩序の維持と、自由の保障が対立する様な状況での決断スピードが遅くなりがち(実力アップにより、決断を早める事は勿論可能)。
また、利他的に動くことで、ありがた迷惑に感じる人も出てくる。

B-E.ニュートラル-ニュートラ

偏りのバランスを取る為に、利己的にも利他的にも動く。
もしくは、何も認識出来ていないので、本能のままに動く。
基本的に、何かに執着しているという部分が無い。

メリット:偏りのバランスを取ろうとするので、どの属性の人間から見ても「公平感」が生まれやすい。

デメリット:何も認識出来ていない場合、無邪気な赤ちゃんの様に何をするか分からない可能性がある。
もしくは、偏りのバランスを取る事以外に、信念をいうものを特に強くもっていないので、
比較的気分屋に見えるかもしれない。
神話の生き物だと、妖精 http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA に近いイメージ。
また、秩序の維持と、自由の保障あるいは、
利他的と利己的が対立する様な状況での決断スピードは、遅くなりがち。

B-F.ニュートラル-ダーク

偏りのバランスを取る為に、利己的に動く。
一例として、公共と民間のシナジー効果を得る為という目的で、
公共事業に民間事業の要素を含ませて、自社「だけ」の利益拡大に繋げていこうとする。
イメージとしては、フィクションの「黒幕」に近い。

メリット:秩序と混沌のバランスを取る為に利己的に動くので、
同じ目的を望んでいる人間からは好まれる。

デメリット:利己的に動くことで、不幸になる人間が出てくる。

C-D.カオス-ライト

自由の保障を得る為に、利他的に動く。

メリット:自由から新たな創造が生まれ、その創造から利益を享受する人が出てくる。

デメリット:新たな創造が、何をどうすれば良いのか分からない人(子供や、社会人だと新人など)にとって、ありがた迷惑になる部分も大きい。

C-E.カオス-ニュートラ

自由の保障を重視してはいるが、特に行動に対しての信念はない。
もしくは、利他的に動く事が必ずしも良い事だとは思っていないとか、
そもそも、利己的と利他的の区別が付いていない。

メリット:自由の保障を重視しつつも、行動に対して大きく利他的でもない為、不幸が起きにくい。

デメリット:自由の保障を維持する為に、利他的に振る舞った方が良いと思われる時に、
行動が遅くなりやすい。結果、自由の保障は失われる。

C-F.カオス-ダーク

自由の保障を得る為に、利己的に動く。

メリット:自由から新たな創造が生まれ、その創造から自分や同じ趣味の人は利益を得ることが出来る。

デメリット:新たな創造が、多くの人(特にロウの人)にとって、大迷惑になる。

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ということで、ポイントとして「全ての組み合わせにおいて、メリットもデメリットも存在する」という点を押さえておいて、
その2にいきましょう。