あらゆることから学ぶ

職場や学校に限らず、勉強とは関係ない様な事からも、学んでいくブログです

魔法少女まどか☆マギカから学ぶ

さて、TV版全話と、劇場版の叛逆の物語を観ましたので、
この作品からは何が学べたかを書いていきたいと思います。
勿論、ネタバレありです。
あと、今回も結構内容キツめだと思いますので、ご注意下さい。

といっても、実は428から学ぶの内容と微妙に被ってまして、
そちらを読んでから、以下を読んだ方が良いです。
428の方に書いた内容も、一部引用してますので。

本題に入ります。
「戒め」という言葉を、1〜2話ぐらいの時点で浮かびました。
1話のほむらの台詞である、

「今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね。さもなければ、全てを失うことになる」

というのは、
「何も望むな。望めばそれと同じだけの絶望に見舞われる」
って事ではないかと。
事実、その後に、マミもさやかも杏子もまどかもほむらも全員、
悲劇に見舞われている(ほむらは、劇場版ででしたけど)わけですし。
ただ、本人が悲劇と感じているかどうかというのがあるとは思いますので、
本人次第なんだろうとは思いますけど。

428の方に書いた、
「世界を変えるとか、他人を変えるとかって、「傲慢」」って事については、
別に傲慢だからダメってわけじゃなくて、
「やっても良いけど、やる事によって批判を受けたり絶望に見舞われる事については、覚悟して下さいね」
って事だと思いますね。
ただ、大抵の場合、その批判を受け止められていないから、おかしな事になってると思うので、
「だったらやるな」って結論になってしまうんですけど。

あと、428の方では、「自分を変えろ」と書きましたけど、
自分を変えることでも痛みを伴うので、
別に、必ずしも自分を変える必要もないと思います。
残酷な書き方をするなら、
「自分を変えようが変えなかろうが、選んだ選択によって歩む道が変わるだけ」
じゃないかと。
ですから、選択によってどんな道になって、
そしてそれは自分が納得出来る道なのかを想像するしかないと思います。
選択っていうと、ゲームですけど女神転生をやってみて、
選択をシミュレートしてみるのも面白いかもしれないですね。

ですから、どういう人生歩んだって良いと思うんですよ。
個人的には、「後悔は出来るだけしたくないなぁ」というのがあるので、
「こっちの方が後悔しないんじゃないか」と思う選択をする方が良い(それでも後悔する時もあるんでしょうけど)と思ってますけど、
この辺は、個人によって色々な基準があると思いますしね。

戒めについてはこの辺りまでにして。
もう一つ思った事(こっちは428には無かったような)である、
「中立」という点について、少し書いてみたいと思います。
この中立っていうのは、
秩序・中立・混沌の概念(女神転生やダンジョンズ・アンド・ドラゴンズというゲームなどで出てきますね)を知らないと、
ピンとこないかもしれないですけど。

キュゥべえ(以下QB)や、
他の作品ですけど、ペルソナ2罪のフィレモンとニャルラトホテプや、
PSYCHO-PASSの槙島(彼は混沌かも。微妙な所)や、
あと、リアルの色々な方(僕自身も含む)や、
実際の職種ですと、
「公人」や「顧問」や「コンサルタント」や「管理職(中立じゃなきゃ、支持されにくいと思います)」といった方々を見ていて思ったんですけど、
「甘言や他人事な発言で他人を振り回すだけ振り回しておいて、自分は高みの見物」という態度が、
「とっても」嫌われるんだと思いました。まぁ、そりゃあそうですね。
上記だと、槙島とニャルラトホテプは自分も当事者として参加しているので、
そんなに嫌な印象を感じなかった(ここの是非は、議論になると思います)ですけど、
QBとフィレモンは、ホント酷かったですね。
この2人は、ググってみると「殴りたい」という意見が多かったですし。

三者的立場で、意見だけ言っていれば良いっていうのは、
一種の「特権」なんだろうと思うんですよ。
行動しなくて良いんですから。
でも、「だからこそ」無責任な発言は慎まなければいけないと思いますし、
無責任な発言をしたとしても、それに対して罪の意識すら持たないのは、
「論外」だと思いますね。

それだったら、「何も意見を言わないし、何もしない」方が、まだマシだと思います。
ただ、ここも批判的な意見が、結構あるみたいですね。
例えば、こちらとか。
個人的には、「肯定も出来ないけど否定も出来ない(というより判断材料が無い)」と思ってますけど。

どうも、これは中立に限った話じゃないんですけど、
意見を表明したり、行動することが善で、
意見を表明しなかったり、行動しないことが悪であるっていうのが、
一部では、共通見解になってるんじゃないかと思うんですよね。
でも、この作品(まどか☆マギカ)は、上記にもある通り、
「消極的」姿勢に関しては、全く否定的じゃない(夢や希望を持つ事に対して、戒めているわけですから)ので、
「積極性は美徳である」と思っている方こそ、観てほしい作品だと思います。